役作りが苦手。キャラクターを作り上げるために必要なこと。

役作りが不得意でも、これから引き出しを増やしていけばいい

声優として演じていく上で、
キャラクター作りは難しい分野のひとつだと思います。

そのため、役作りはどうも苦手だ。
なかなか作りこめない。
というような人もいるかと思います。

その点で言えば、芝居が上手い人というのは、
役作りが好きでその役に入り込むための感情移入、
情熱を持って演じることが得意な人です。

 

そうなるために必要なことは、
そのキャラクターを内面から想像していく事です。

セリフに書かれている内容から、
どんな性格でどんな人生観を持っているのかを
想像する必要があります。

 

もし、その役が自分のイメージするものがいまいち出てこない。

そんな時は他者の意見、解釈を取り入れるのもポイントです。

自分が持っていない引き出しは
どうしても引っ張り出せないですからね。

 

なにも自分だけで必死に考える必要もありません。

人によって感じ方、捉え方が違うのですから、
いろんな人の意見を聞いて
自分の引き出しを増やしていけばいいのです。

良作に触れ、感情や人の心の動きを感じ取る

アニメ、映画などからも引き出しは多く作れます。

特に有名になった映画やアニメは
それなりのワケがあります。

ただ、ボーと見るのではなく、
その作品を見て、どう感じるか?

特に人間関係がどうなっているのか、
キャラクターの心の動きはどうか?

といった、心情の変化を読み取っていきましょう。

 

おすすめなのが、ほのぼのしているアニメよりかは、
感情が大きく揺れるような、欲望や自分勝手というような、
普段、人があまり出さない感情をさらけ出している作品が良いです。

 

例えば、ここ数年の作品で言えば、
個人的なおすすめとして、

「魔法少女まどか☆マギカ」

が良いですね。


出典:madoka-magica.com

深い感情をとことん突き詰めているのが
感情開放にも繋がりますし、
こういった作品が持っているキャラクターのセリフの一言の重みは
役を演じていく上でも参考になるはずです。

 

どうしてその一言がそんなに響くセリフになるのか?

作品にどっぷりとハマッて見ていると、
感情が高ぶってくることがありますが、それでいいんです。

 

その気持ちを忘れずに、
役の引き出しにしまっておき、
その場面が来た時にその感情を引き出すのです。

自分の解釈だけでなく他の人の考えも読んでみる

ここまでは自分の考え、感想のみですが、
さらにもっと深いところまで見ていきましょう。

さきほどもあげました

「その作品を見た他の人の感想、考察」

も読んでいきましょう。

 

自分だけでは気づかなかった部分に
気づくこともたくさんあります。

「あの場面はそういうことだったのか!」
「あのセリフが妙に引っかかっていたけど、ラストで意味がわかった」
「まさかあのシーンが現実の世界だと思っていたのに、実は異世界だった」

など、いろんな意見が出ていると思います。

 

ここで注意ですが、
あくまでこういった解釈もあるのかということなので、
決して正解がこれだというものでもありません。

役作りにおいて重要なのは人の意見も大事ということです。

ですから、自分だけが考える解釈だけでなく、
新しい意見もどんどん取り入れることが大切なのです。

 

人それぞれ生き方は違います。

その人の考え方、生活環境、仕事内容、専門分野…

こういったものが絡み合っているので、
それぞれの考え、解釈を
文章を通して色々な見方を知るという意味でも、
貴重な取り組みになると思います。

こういったところから感性が磨かれていきます。

色々な解釈がある中で自分なりに考えをまとめていきましょう

上記の段階では、様々な考え、解釈を見ることができましたが、
ここから、自分はどうまとめていくか、
その整理をしていかなくてはなりません。

 

これだけ情報が集まった中で、
一体どれを取り入れ、どれを捨てるか?

もちろん、たくさんの解釈があるのですから、
自分自身が納得いかないこともあるでしょうし、
全く思いつきもしなかったことも出てくるでしょう。

 

その中から
「自分自身と向き合い、どう役を組み立てていくのか?」

いろんな人からたくさんの引き出しをもらったので、
あとは自分自身でアレンジしていきましょう。

まとめ

役作りをしていく上で必要なのは
その役に対する情熱を持っていけるかが大事です。

色々な引き出しを生むことで、
より演じることも楽しくなっていきます。

この楽しい気持ちがなければ、役作りが得意になることはありません。

得意にならないのは、
まだまだ役を作っていく引き出しが足りないから。

 

役の幅をもっと広げるためにも、
人の意見をたくさん聞いて吸収していくことが、
最短ルートです。

自分だけで考えていてもなかなか思いつかないのと同じで、
大切なのは情熱をもって取り組むことと、
人の意見も取り入れ、取捨選択ができる柔軟性です。

ここが凝り固まることなく、
なんでも興味を持って新しいことをどんどん吸収していけば、
声優として良い役作り、良い演技ができるようになります。

ここまでくれば、もう声優の役作りは本当に楽しく、
どんどん勉強していきたくなると思います。

 

また、これまで書いたことは
役作りのひとつの方法というものなので、
他にも良い方法はたくさんあります。

是非、新しい方法も模索してみてください。

 

⇒《合わせて読みたい》役作り・台本から物語を鮮やかに表現する6つのステップ

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