声優は響きが大事。ハミングの実践練習!

今回はハミングについて書きます。

発声練習にも効果的ですので是非読んでみてください。

ハミングの練習をする理由とは?

ハミングというと歌の練習の時の発声練習というふうに考える人が多く、
声優としてのボイストレーニングとはちょっと違うのでは
というふうに思う人もいるかもしれません。

 

しかし、発声をする際に大事な事の一つとして「響き」があります。

この響きですが、響きが良いと音の質が変わってきます。

 

基本的に「良い声」と言われている声優さんは
皆さん「響きのある声」をしています。

人間の身体はいわば楽器と同じですから、
響きのある声を意識しなくてはいけません。

 

例えば、ギターを思い出してみてください。

ギターの弦を鳴らすことで音が出ますよね。

そこから出た音が楽器のボディに共鳴することで
より大きな音が出るようになっています。

 

それと同じように、人間で言えばギターの弦にあたる部分は「声帯」
ボディは「身体」響かせる場所があるのです。

そのため、ちゃんと響かせることができないと、
声に響きが出ないので音も広がらない。

響きが出なければ、それをカバーするのに
声帯により負荷をかけざるを得ない状況になってきます。

そうなってしまえば、良い声を維持することもできなくなってしまいます。

 

そんなことにならないように、ハミングをして響きのある声を身につけ、
声帯に負担のかからない発声をしていけるようにしましょう。

ハミングをやってみよう

それではハミングをやってみましょう。

以下の練習法は数分でできる手軽なやり方です。

できれば覚えていただき、
日々のトレーニングのルーチンワークにすることをオススメします。

 

☆姿勢について☆

この練習を始めるにあたり、リラックスして取り組んでください。

余計な力が入っていると喉が硬くなるからです。

 

また猫背にならないよう姿勢を正しましょう。

カベに背中を当て、まっすぐ立ち、アゴを軽く引く姿勢がベストです。

 

発声練習は必ず腹式呼吸でおこなってください。
身体全体で呼吸し発声するイメージがいいですね。

1.リップロール

まずは唇を振動させましょう。

唇を閉じて、全身を脱力させます。

特に肩・喉・唇にはいっさい力を入れないように意識してください。

 

その状態で息を吹き出すと、唇がプルプルプルと振動するはずです。

これがリップロールになります。

 

コツは息はそんなに強くなく、
あまり圧力をかけない感じでやるとやりやすいです。

唇がくすぐったくなったり痒くなるのが正解です。

 

うまくできない方は、唇を濡らしてみましょう。

また、指で唇を左右に引っ張ってみたり、
寄せたりしてみると振動しやすくなる場合があります。

 

はじめは少ししか振動させられないかもしれません。

長く振動させられるようにするためには
振動が止まらないように、息の量を一定に調節しましょう。

 

長く息を出すトレーニングは
歯の間から“さしすせそ”のSの発音で
「スー」と一定に息を出してみましょう。

 

リップロールができるようになりましたら、
次は様々な音を出してみましょう。

地声や裏声など、色々な音程を練習してみましょう。

高音、低音といった様々な音も出してみてください。

 

できたら地声低音から裏声高音あたりまで一気に上昇し、
そのまま一気に下降させてみましょう。

息を長く出すためお腹でしっかり支えてないといけないので、
腹式呼吸をしながらトレーニングできる練習法です。

2.ハミング

ハミングは、歌や演技を始める前のウォーミングアップとしても最適です。

ハミングを行うときは、全身を脱力させ、基本的には口を閉じて行います。
(口あけハミングという方法もありますが今回は割愛します)

いわゆる「鼻歌」と同じようなものなので、気楽な気持ちでやってみてください。

 

まずは「鼻でハミング」をしてみましょう。

鼻に手をあて、口を閉じ、鼻にあてるつもりで「んー」という声を出します。

 

この時点で鼻が振動していますでしょうか?

振動しているようなら「鼻でハミング」ができています。

 

今度は、その振動を「眉間→頭→口→胸」
というように移動させてみて下さい。

どのようにしたらいいかわからないという方は、
上に響かせたい時は「音を高く」
下に響かせたい時は「音を低く」
というふうにやってみるとわかりやすいと思います。

 

☆もし上手くハミングができない場合

上記のように上手く響かせられなかった場合は、
現在自分の身体のどこが響いているかを確認してみて下さい。

 

◆喉がかなり強く振動している場合

ハミングで響かせるとある程度喉も振動しますが、
喉以外で振動を感じられず、やけに喉だけ振動している場合は
普段から「喉声」なのだと思います。

 

その際はもう少し高い音でハミングしてみて下さい。

ハミングは自分の好きな高めの曲を鼻歌で歌ってみるのがいいです。

歌でハミングする利点としては音程が変わるため、
どこかのタイミングで、響かせたい場所が響く可能性があるからです。

 

無理してハミングで響かせてますというよりも
自然と曲の流れでハミングができているほうがいいです。

自分の好きな曲をハミングしてみて、
鼻が震えたら、その高さを何度も繰り返し、身体に染み込ませて下さい。

 

◆どこにも振動が感じられない場合

喉にも身体にも振動が感じられない場合、音が高すぎる可能性があります。

頭の振動域を超えると、振動は感じられなくなります。

 

もし裏声でやっていたとしたら地声でやってみてください。

このほうが振動を感じやすいです。

 

ハミングは地声で音を下げると振動を感じやすくなります。

ハミングは、いつでも気づいた時にできるので、
毎日隙間時間を利用して実践するようにしてください。

綺麗なハミングは響きのある声への第一歩です!

発声練習は力を入れないでおこないましょう

いままでお伝えしてきたトレーニング方法における全てに共通するものは
「脱力して・リラックスしてやることが大切」です。

あくまでウォーミングアップの段階ですから、
練習から夢中になりすぎて喉を傷めたりしないように注意してください。

 

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