今回は腹式呼吸を身につけるための実践方法をご紹介します。
その前に腹式呼吸をやる上で知っておかなければならない『丹田』についてお話します。
丹田について知ろう
丹田(たんでん)とは身体の中心点であり、軸となる場所です。
この丹田はアスリート、ダンサー、武術家など
普段から身体を使う人達が
軸を決めるために意識している場所です。
丹田は内臓や筋肉のように
手で触ったり目で見たりすることができないと言われておりますが、
ここを意識することで全身の力みが抜け、
身体を思いのままに動かし、
最高のパフォーマンスができるようになります。
丹田は声優志望の人にも知っておいて欲しいことで、
演劇をする上で非常に重要な部分になります。
腹式呼吸を行う際にはこの『丹田』を意識して行います。
丹田の具体的な場所ですが、
握りこぶしを作っておへその下に置いてください。
その位置が「丹田」です。
おへその下、いわゆる下腹部分になります。
腹式呼吸を行う際は、
この丹田を意識しながら行っていきます。
息を吐く際は、丹田から息が押し出されていくイメージ。
息を吸うときは、丹田が膨らむイメージで行います。
(※この呼吸を逆にやってしまう人がいたりしますので注意)
腹式呼吸のやり方
それでは、丹田のことを知ったところで、
いよいよ腹式呼吸のトレーニングを行っていきましょう。
腹式呼吸を体感しよう
腹式呼吸を行うにあたり
「身体がリラックスしている状態 = 身体に無駄な力が入っていない状態」
ということはとても大事です。
脱力することで楽に呼吸することができるようになります。
では、その状態になるようにやってみましょう。
この腹式呼吸を一番簡単に体感できる方法が
「寝た状態になっている時」
です。
この状態は腹式呼吸を体感することができます。
それでは、以下の方法でやってみましょう。
寝た状態での腹式呼吸のやり方
☆1.床に仰向けになって寝転がります。
☆2.手を胸と丹田に置きます。
☆3.丹田を意識しながら息を全て吐き切ります。
※息を吐く時は「歯の隙間から息を吐き出す」ように行います。
その時にスーッという呼吸音を聞こえるようにするとやりやすくなります。
☆4.息を吐き切ったら、そのまま自然に息を吸います。
※息を吐ききると意識しなくても、勝手に丹田が膨らみます。
ここで「息を吸おう!」と思わず自然にやりましょう。
ちゃんと息を吐き切ってしまえば、自然と息を吸うことができます。
☆5.丹田が動いていて、胸が動いていない事を確認しながらゆっくりと繰り返し行います。
慣れてきましたら目を閉じて、リラックスしながら行いましょう。
寝ながら腹式呼吸をするポイントは、
◆丹田を意識する事
◆余計な力を入れない事
◆リラックスしながら行う事
です。
とにかく脱力しながら自然体で呼吸をしましょう。
人によっては頭の形などから、反ってしまったり、
詰まってしまったりする事があります。
その場合、頭の下にタオルや枕をひいて、
余計な力が入らないように調整してください。
この腹式呼吸のやり方を毎日10分程、続けてみてください。
意外なほど単純な練習かと思いますが、
寝転んでいる状態で力を抜くことができなければ、
立った状態で綺麗に発声はできません。
腹式呼吸は基礎の基礎だからこそ、
この練習を毎日丁寧に反復するようにしてください。
この練習を習慣にしてしまうといいですね。
例えば、寝る前にこの練習をするようにすれば継続もしやすいですし、
なによりもリラックス効果で深い眠りにつくことができます。
是非この方法を毎日の習慣に取り入れ、腹式呼吸をマスターしましょう。
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