声優に向いている声、向いていない声。

『声優になりたいけど声が変なんです。』

『声が変わっていて個性的だと言われるけどなれるでしょうか?』

『平凡な声なのですが声優になれますか?』

『テレビで聞くあんなにきれいな声でもないのに声優になれるでしょうか?』

 

こういった質問は声優になりたい人に多い質問ですね。

果たして、声優に向いている声というものはあるのでしょうか?

変な声・個性的な声・平凡な声でも声優になれる!

はじめに結論を言ってしまうと、
たとえあなたが変な声とか、個性的な声だから、
どこにでもいる平凡な声だからと思っていたとしても
その声で声優になることは可能です。

 

まず第一にとても個性的な声というのは、
他の人ではできない、なかなかない声ということですから、
ある意味それはあなたにとってひとつの武器になることは間違いありません。

 

そのことを考えると向いているといえます。

 

それでも、ただ単に声が個性的だからといってなれるものでもありません。

声優のお仕事にはそれに加え、技術が必要なのです。

 

そしてちゃんと演じられるかということが重要になってきます。

だから声優を目指す人は日々自分の声を磨き続ける必要があります。

よりよい声を求めて、より魅力的な演技ができるよう
常に探究しているのです。

 

己の力で原石を磨き続けなければ、いくら個性的な声であったとしても、
人から聞いて聴きづらかったり、ぼそぼそと何を言っているのかわからない声
でしたら声優のお仕事は成り立ちません。

 

また、あなたが“自分は平凡でなんの個性もない声”
だと思っていたとしても上記の理由から、
より自分の声に磨きをかけ、どれだけ相手に伝わる声質にしていくのか?

こういったことを追求することで魅力的な声になることが可能です。

 

平凡な声というのは、ある意味よく聞く声ということですから、
そのポイントを活かし、聞きやすい声を目指すのがいいと考えます。

間違っても無理に個性的な声を作り出すとか
変な声を出す練習とかはしないで欲しいですね。

 

というのも、声優を目指す人は“声優=アニメ”の傾向もあり、
いわゆるアニメ声というキャラ声を作るような人が多いと思います。

そういった人は総じて、変なアニメ声の練習ばかりをしてしまいます。

そういった声は業界では使えないばかりか、
むしろキャスティング側から嫌われてしまいます。

 

声優学校や養成所でアニメ声の練習をしましょうとか、
アニメ声を目指そうとか、
そういったレッスンは一切ありません。

 

そんなことよりも、ナチュラルな声が求められていますから、
あなたの地声で勝負すればいいのです。

オーディションでも審査をする方々は、
あなたの地声はどんな声なのか、そこを見ています。

 

ここは初心者の人が陥りやすいポイントです。

声優学校や養成所に通っている人でも、
なかなか気づかない人がいるくらいですから、
あなたはそうならないようにしましょう。

⇒《参考記事》声優オーディションで初心者が合格するためにするべきこと

 

あなたの声が今、抱えている問題点は何でしょう?

もしあなたの声が聴きづらかったり、
こもっていて何を言っているのかわからない
ということでしたらまず、それらを改善していくといいでしょう。

 

聴きづらかったり、こもったりする声なら
口をあまり開けてないことが考えられます。

口を開かず、ごもごもとしゃべるのではなく、
思いっきり口を開けてしゃべってみましょう。

 

鏡を使い、自分の口の動きを見て、
しっかりとした口の開け方で発声できているのかどうか
チェックしてみてください。

これは自分でも確認できる練習ですから、
早速チャレンジしてみましょう。

 

声を出そうとすると体に変な力が入って通るような声が出ないなど
自分の声の出し方の癖を発見することができます。

やっていくうちにこういったことに気づいてくるので
その都度、直していくようにしましょう。

想像力を膨らませるのが上手な方がいい

声優は声だけで何かを伝えなくてはならない仕事です。

演技力、滑舌、キャラクター作りなど
考えていかなければならないことが山積みです。

 

ただそこに書いてある文章を
「なんとなくこれっぽい」という感じで読むだけでは、
全く持ってつまらない演技になってしまいます。

 

そこで大事になってくるのは想像力を膨らませること。

 

何でもないひとつのセリフから想像を膨らませていき

「このセリフを言っている人はこんな人で、
こんなことを思いながらこう言っているんだ!」

など、ただセリフを読むだけではなく、
その言葉から読み取れる内容を立体的にしていくことができる、
そんな想像力がある人は声優に向いています。

想像力を膨らまし、言葉に気持ちを乗せられる表現力が求められる

何かを伝えるためには言葉以外に気持ちを込めなければいけません。

例えば本心で申し訳ないと思っていたとしても、
ただ「ごめんなさい」と雑に言ってしまったら相手には伝わりにくいでしょう。

 

これをより豊かに、細かく表現できる人が声優に向いていると言えます。

そうは言っても、自分はシャイだから
自分の気持ちを表現するのが苦手という人も焦る必要はありません。

表現力は訓練していけば養うことができます。

まずは変わろうという意識を持つことから始めてみましょう。

協調性が大事。声優はひとりではできない!

声優はひとりではできません。

アニメにしても、外画にしてもひとつの作品が完成するまでに
たくさんの方々が関わって出来上がります。

自分のことばかり考えているようでは
声優として生き抜くことは難しいと言えるでしょう。

ですから周りとのコミュニケーションをとることが非常に大切になってきます。

 

どのような現場に出たとしても、そこで

『周りの方々と協力し合って、ひとつの作品を作り上げるんだ!』

という協調性を持つことであなたへの信頼度も高まります。

 

こういったちょっとした配慮だけとっても、
相手への感じ方は全く変わってきます。

そういった前向きな姿勢はちゃんと伝わりますので、
その熱意をどんどん出していってください。

声優に向いている声、向いていない声なんてない!

今回の記事タイトルに

「声優に向いている声、向いていない声。」

というふうに書きましたが、
この声じゃないと声優になれないという定義はありません。

 

声優といっても役者のお仕事の中の1つです。

みんながみんな、ヒーローやヒロインをやれるわけでもないんです。

主人公を引き立てる役、端役もあるんです。

そっちの立ち位置があって、主役を張ることはなくても
引き立て役でひっぱりだこの声優さんもいます。

いろんな作品があって、いろんな登場人物がいて
そこにそれぞれのキャラクターにあった声がキャスティングされていくのです。

 

声を気にする以前に、自分の声をベースにして聴きやすい声、
安定した通る声、キャラクターを演じるための演技力を身につけていく。

そちらの方が大事です。

あなたが生まれ持ったその声により磨きをかけていきましょう。

 

⇒《合わせて読みたい》発声練習前に行う準備運動

⇒《合わせて読みたい》発声練習をする場所や練習に必要なもの

⇒《合わせて読みたい》発声練習前のウォーミングアップ方法

⇒《合わせて読みたい》録音した自分の声は聞くに堪えない!?録音した声が「良い」と自信が持てる声の磨き方

⇒《合わせて読みたい》演技力をつけるには?声優に必要な基礎演技力を知る

 

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